小説新人賞の傾向と対策
こんにちは。とうかいりんです。
web検索をしていたらたまたま発見した若桜木(わかさき)先生の本。
何人もの作家を世に送り出している先生なので読むしかないと思い、即購入。面白くて二日で読み終えました!
感想は『あぁ…最初に出会いたかった…』です。ため息が出るほどの衝撃。
対・新人賞
先生曰く、『新人賞用の作品とデビューしてからの作品は読み手が異なるため、そもそも同じように書くべきものではない』。
えぇ?!
とにかく面白い作品を作ればいいと考えていた私にとってあまりにも衝撃な一言。
今やっていることは、デビュー後の一般読者に向けてやることだったんです。
では、新人賞向けに何を書くか?
それは『選者』と言われる下読みのプロに「あぁ、どこかで見たような話だな。デジャビュだ」と思わせないこと。
それも最初の数ページで。
ここが最重要で、最初の数ページで既視感を与えない作品を狙って書くということなんです。
作品の導入をゆっくり書いていてはダメ。主人公の生い立ちに数ページ触れていては、選者はもうその作品をおいて次にいってしまう。
ラーメンを50杯食べた後に出されたラーメンは、見た目でお腹いっぱいに。そこに一口目として『ん?これは』というスパイスがなければ食べきれないということなんです。
自分の作品をラーメン50杯後に読んでみると…。
そんなわけで、盛り付けから斬新な作品を目指してやり直します!