イラストレーターとして活躍する『surf.48 masahiro』さん
今回のコラボはイラストの物語化
こんにちは。とうかいりんです。
透明なアクリル板にルーターで彫刻し、下からLEDライトを側面に照射することで淡く浮き上がらせるアートを手掛けるmasahiroさん。
鉛筆画も創作されているとのことで、私からコラボを依頼したところ快く素晴らしい鉛筆画を提供してくださいました。
masahiroさんのインスタはこちら↓↓↓
masahiroさんとコラボした140字小説
静寂の中、森は泣く。
陽だまりはいつしか失われ、今はもう朧げな光が誰もいない樹々の間を彷徨うだけだ。
無責任な移り気はまだ見ぬ誰かの心を枯らし、森をも枯らす。
大丈夫。まだ間に合う。
誰かのもとへ届けられる日を夢見て、森は今日も泣く。
masahiroさんより
今回は、僕の絵と140字小説をコラボレーションさせて頂きました。
東海林利治さんは、主にTwitterで140文字小説家として活動されています。少ない文字数で文脈を纏め、人の心を動かす素敵な文才をお持ちの方です。
ここから、少し絵の解説をさせて頂きます。ご覧の通り樹々は揃って空に向かい真っ直ぐ伸び、その間を太陽の光が走り神々しい五光が輝いているような情景.... 実は人の手によりこの森林は形成され、その後、採算が合わないため放置されてしまった荒廃林なのです。杉や檜を健全に育てていくためには定期的な枝打ちや間伐が必要です。間伐が遅れた林は満員電車のように窮屈になり林の中は真っ暗で下草も生えなくなり雨が降ると表面の土が流され大規模な土砂崩れになるリスクが高まってしまいます。自然災害動画で針葉樹林が山肌と共に崩れるシーン、その原因の一つが正にこの現象です。
東海林さんは、そこを見事に表現されていますね。
いかがだったでしょうか?
他の作品も素晴らしいので、ぜひインスタでチェックしてみてください!これからも素晴らしいアーティストとしてmasahiroさんを応援しています。